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2019-09-15

エネルギーの強い十二運・帝旺

四柱推命の十二運には強弱のあり、旺相運にあたる帝旺(ていおう)は、紆余曲折の末、運気の頂点に昇りつめている最強状態のことですが、上がれば下る性質から、時期に下降していく流れ(兆し)が見えているものでもあります。しかし、非常にエネルギーの強い状態を表す十二運が帝旺です。

十二運の強弱

十二運の強弱十二運
旺相運(おうそう)長正・冠帯・建禄・帝旺
荒れる運沐浴
中庸運(ちゅうよう)胎・庸
衰運(すいうん)衰・病
休囚運(きゅうしゅう)死・墓・絶

強弱は流派によって違いがあります。また、吉凶の判断をする四柱推命ですが、衰運・休囚運は運が弱いと言うことはありません。

十二運・帝旺の強さを活かす

帝旺の象意:独立・支配・勇猛強気・ワンマン・頑固・傲慢・浪費

帝旺の象意(性質)から、自身の命式中に帝旺を発見すると、抵抗を感じてしまう方もいます。男女ともにエネルギーの強い帝旺は上手に使うことが出来れば、力強い味方になります。強い運気を持っているのだとポジティブに捉えましょう。帝旺を上手く使うためには、帝旺のついている天干星(変通星)の特徴を掴むことです。帝旺は外へ打ち出す力が強く働くため、それぞれの天干星を強めます。

比肩星(比肩・敗財・劫財)に帝旺の場合、自我が強まり勝気になる傾向がありますが、その性質を上手く活かすよう意識すると社会的に伸びるでしょう。

財星(偏財・正財)に帝旺の場合、劫財的要素が加わることになりますので、お金の使い方に注意しなければなりませんが、それだけお金と縁があると見ることが出来ます。

官星(偏官・正官)の場合、指導者等の人の上に立つ傾向があり、比肩星の場合と同じく、自身の性質傾向を見極め、方向性を定めて行くことで活躍することが出来るでしょう。

印星(偏印・印綬)の場合、自身の好きなことを追及する傾向が強まりますので、専門知識を深めることが出来るでしょう。

帝旺とタロットカード皇帝

帝旺は、タロットカードでは「大アルカナ・皇帝」のイメージです。四柱推命とタロットカードの繋がりはありませんが、築き上げた地位や権力を守るため、いつでも戦いの場へ出向く姿勢の「タロットカード皇帝」は、まさに帝旺ではないでしょうか。

ウェイト版タロットカード皇帝

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