願いを叶えるために必要なこと

人間は欲張りな生き物でひとつの願いが実現して幸せに満たされても、また直ぐに別の願いが生まれて来ることは珍しいことではありません。人間の欲は、個人の背景や価値観、文化によっても大きく異なりますが、世の中を見渡してみると願望実現の方法や引き寄せの本などエゴを刺激するものが沢山あるものです。願望実現の本などは、タイトルを目にするだけで願いが叶いそうな気がして来るますが、「現実は自分の心が反映されているものだから、ワクワクと楽しい気分で過ごしていれば願いが叶う」と書かれているものには注意が必要です。言葉通りに「ただワクワクしているだけ」では偶発的に叶うことがあっても、次第に頭打ちとなることは察しがつくでしょう。巷にある願望実現の本のベースになっているであろう、ダリル・アンカさんの「バシャール」でも、行動することを伝えています。「バシャール」は楽しい本ですのでお勧めです。

なんでも他力本願では駄目なんです。例えば、転職を考えている時は、求人情報で仕事を探すなど具体的に行動を起こすでしょう。理想の職場を夢見てワクワクした気持ちで眠りに着いても、朝目覚めて職場が変わっていることはありません。これは、全ては繋がっているとしても私たちは念力を使って物事を変化させるほど進化はしていないからです。当たり前ですが、自分で考え行動することによって願いは形となります。これらを忘れずに喜びに意識を向けながら夢に向かって積極的に行動しましょう。無茶なものではない限り諦めなければ願いは形となるものです。

ブロックの解放

同じ願いでもすんなり叶えてしまう人とそうではない人がいます。願いを叶えるための努力をしているのに上手く行かない場合、すべてではないものの心の中にあるブロックが関係していることがあります。ブロックとは心の傷によって出来た癖のようなもので、例えば、結婚したいと思って色々と努力や工夫をしているのに上手く行かないような人ばかり好きになっていたり、自ら良好な関係を壊してしまう場合、心のブロックがあるかもしれないと考えても良いでしょう。

心のブロックは、それらが出来た原因を探ってみることである程度は手放すことが出来るものです。例えば、結婚に対しての心のブロックがある場合、結婚を望む気持ちと結婚して環境が変わることを恐れている気持ちがあるとアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものですので、思い通りの現実はやって来ません。この場合、心の中にある「結婚して環境が変わるのが困ると恐れている気持ち」と向き合うことです。心のブロックを見つめて行くと原因となったであろう出来事が浮かんで来ることがあります。その際、誰かのせいにするのは楽なのですが、そこで終わりにせず自ら自己の世界を創造する勇気を持つことを大切にしましょう。