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2020-01-01

「庚子(かのえ・ね)」は変化の年

2020年は、十二支では子年にあたり、東洋占星術では干支「庚子」の年になります。(節分までは「己亥」の年です。)「庚子」の年はどのような年になるのか?東洋占星術から見てみましょう。

私たちは普段、自分の干支と聞かれると「ねずみ年」などと十二支から答えるものですが、東洋占星術では「十干」と「十二支」の組み合わせの60年通りの干支があり「庚子」も60年に一度巡って来ます。

十干】甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

十二支】子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

前回、子年は2008年でしたが、庚子の年は60年前の1960年のことでした。ご存知の方も多いと思いますが、還暦と言うのはここから来ています。ちなみに、十干と十二支では120通りが正解ですが60通りになるのは、十干、十二支と偶数同士、奇数同士での組み合わせになるからです。庚は十干では7番目の星、奇数なので奇数の十二支(子・寅・辰・午・戌・申)との組み合わせです。

天干星「庚」

「庚(かのえ)」は、陰陽五行(木・火・土・金・水)では、陽の金にあたります。(陰の金は来年「辛(かのと)」です。)「庚」は、土の中で眠っている鉱石のような荒金を表します。鉱石は、そのままでは本来の輝きを発揮することが出来ません。金は土から出て来て火を加えることでその形を変え、斧となり木を切り倒すことができますが、釜へと形を変える過程では冷やす工程が必要です。熱された金を冷やすための水が無ければ、火が強過ぎ形を作る前に力を失ってしまいます。金に限ったことではありませんが、金は適度な土、火、水、木のバランスを求めます。庚は、変容することを怖れない強さを持つ星です。そのままでは本来の力を発揮することが出来ませんし、変わらずには居られない運命を持つ星なのです。

天干星「庚」の人

庚は鉱石であることから、天干星に「庚」を持つ人は、頑固ですが一本筋の通った人。さっぱりしていて正義感が強く働き者だと言われます。自ら変化して行く力があり、合理的で困難な道でもひるまず切り開いて行き、周囲からの信頼も厚い人ですが、木を切り倒す鋭い道具と表されることから、言葉は若干ストレートな面があるでしょう。頑張り過ぎてしまう傾向があります。

また、天徳といって神のギフトが与えられる星は「乙・庚」が一番良いと言われています。

干支「子」

干支の「子年」は、元気が良く騒がしいが平和で豊作の年だと言われ、多産でよく動くネズミが充てられていますね。しかし無計画で勢いだけで広げてしまえば、後々頭を打つことになります。物の通りとして、運気も上がれば下りて来るものですので、良い状態に浮かれるのではなく地道に長期的な計画を立てて備える必要があります。

「子」は、水の意味があり。金は水を生じることから「庚」との相性は良い。 庚子の今年は、金の気を帯びた子年です。

「庚子」の年

「庚」と「子」の性質から、「庚子」の年は経済が好調だと言いたいところですが、2020年の「庚子」は、単純なものではないと予測します。

60年前の庚子の年は、日本は高度成長期でした。日本がまだ成長段階だったから「変化」の流れを物質的な発展と言う形に変えることが出来たのでしょう。しかし、2020年は状況がかなり違いますね。物質的な成長と言う形ではなく、浄化に近い形の進化が起こる年になるでしょう。

変化を止めることができません。古いものにしがみついても強制的に変容がやって来るでしょうから自ら意思を持って変化に挑むと「変化の波」に乗ることが出来るでしょう。また、金の気を帯びた「庚」は、 火でその力を抑えられることから「火剋金」と言い「火」との相性は良くありません。火の勢いの高まる夏の庚日は凶日です。

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