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2019-01-25

Osho禅タロット「0.THE FOOL(愚者)」の解説

Tomocoです。 Osho禅タロットカードは、心の深い部分に語り掛けて来るような独特の世界観があり、解釈に戸惑うことが多いと聞きます。 ここでは、私なりの「Osho禅タロットカード・大アルカナ ・THE FOOL(愚者)」 の意味&解説を書いています。

これを読んで下さっているあなたが、Osho禅タロットカードに触れる際、もしかしたら解釈の助けになるかもしれません。ただ、それぞれ感性の違いもありますので、参考にもならないかもしれませんが、リーディングの際、何らかのヒントにはなるかもしれません。また、 Osho禅タロットカードの解釈を順を追って解釈を載せて行こうと思っていますが、数字通りではない場合があります。ブログ掲載後、文の追加や修正をすることもありますのでご容赦ください。

それでは、 Osho禅タロットカード の始まり「THE FOOL(愚者)」の不思議な世界を一緒に楽しみましょう。

osho禅タロット the fool 愚者

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Osho禅タロットカード の大アルカナ 「0.THE FOOL(愚者)」

・「0.THE FOOL(愚者)」 に描かれているもの

Osho禅タロットカード 「THE FOOL(愚者)」は、 右手に白い薔薇を持ち、カラフルな模様のベスト、緑色のタイツ、赤いブーツを履いている何とも奇妙で風変わりな様相の男性が描かれています。

男性は、今にも崖から落ちそうに見えますが、用心深く足元を気にすることもなく、なんだかとても楽しそうに空を見上げています。彼の表情は穏やかで微笑んでいるように見え、幸せそうです。

崖の下には力強さを感じる生命の川が流れています。それにしても、なんて高い場所なのでしょうか。

男性が着ている個性的なベストの模様はタロットの4つの要素(火・水・雲・虹)が描かれており、彼が宇宙のすべてと完全に調和が取れていることを表しています。 消えてしまいそうな三日月と星が輝いている空は時期に明るくなって行くのでしょう。今まさに新しい瞬間が始まろうとしています。

占星術では、四元素は「火・地・風・水」ですが、Osho禅タロットでは、虹が地。雲が風になります。

・数字「0」の象意

「THE FOOL(愚者)」 は、数字「0」番です。「0」と言う数字は何もない、とても純粋な宇宙そのもの。宇宙の始まりを表す数字です。
光と闇の一体。光でもない闇でもないもの。「空」の概念を表す唯一のもの。二元対立を超えており、有でもなく無でもない数字です。

・ 「0.THE FOOL(愚者)」 解説

「THE FOOL(愚者)」は、大アルカナ0番、数字を持たないタロットカードです。
ゼロは「0」だと表しますが、実際は「0」でもなく、何もない状態と言うことです。このカードが「0」番だと言うことは、 カードの人物がまだ肉体を持って生まれておらず、魂の状態であることを表しています。生と死のサイクルから解放されている存在が「 THE FOOL(愚者) 」です。「愚者」を「世捨て人」「囚われの無い人」とも解釈するのは、このような理由からです。

彼は今にも崖から落ちそうになっているのに、恐怖など微塵も感じておらず幸せそうな表情をしているのは何故でしょう。 それは、彼が自分が宇宙の一部であることを知っているからです。何をも怖れず疑うことを知らない純粋さは、潔くも神々しくもありますが、傍から見れば愚者でもあるでしょう。

彼は自分が宇宙から完全に愛されており、自分が崖から落ちることはないと知っています。彼は「愚者」なのでしょうか?本当のところは、彼を笑う者が「愚者」なのではないでしょうか。夜明けと共に彼の信頼は現実の世界と解け合い、次の瞬間には未来へと着地しているのです。

Osho禅タロットカード「Ⅰ. EXISTENCE (存在)」へ続く世界の始まりです。

・ 「0.THE FOOL(愚者)」 リーディングメッセージ

タロットカードリーディングで、「THE FOOL(愚者)」 が登場した時は、経験や従来の価値観の枠に囚われることなく「今に在る」ことを伝えています。「今」とは、ただこの瞬間のことです。今この瞬間にあなたが情熱を感じることがあるなら、そこから目を背けず力を注がれると良いでしょう。

例え、愚者のようだと思えても、周りから馬鹿だと笑われようとも、自分の深い部分から起こって来る直感の声を信頼することで道が開かれて行きます。自分を信じて行動した末、人から頭がおかしい、どうしようもない奴だと思われる人が「愚者」ならば、誰かからの評価を気にして、自分のしたいこともせず生きる人もまた「愚者」なのでしょう。 どちらも「愚者」ならば、私は前者でありたいです。あなたはどうですか?

アマチュアの考古学者森本六爾さんをご存知ですか。若くして亡くなられましたが、弥生時代の研究の道を切り開かれた先駆者で、溢れる才能からどこへ行っても嫉妬の的だったそうです。「出る杭は打たれる」とも言います。身近な人であっても、その人が自分の力を使い切れていなければ、無自覚のままあなたが羽ばたくチャンスを潰してしまうこともありますね。

何も知らない幼さは無謀や愚者にも映りますが、打算がない純粋さは力に溢れ強く輝きを放ち、やがて周囲に強い影響を与えるようになります。その時になれば、誰もあなたを「愚者」とは呼ばないでしょう。しかし、誰かからの称賛、尊敬を集めるために行動を起こそうとするのは、愚者ではないのでしょう。

もしも、あなたが何か忘れている気がしていて、もっと人生を楽しみたいと思っているなら、「THE FOOL(愚者)」を思い出し、本来のあなたを目覚めさせるために行動を起こしましょう。楽しみや喜びから始まる現実は、あなたに自信と宇宙への信頼をもたらします。固定観念、社会通念に囚われず、自分の中から沸き起こる直感を信頼し人生に取り入れて行くのです。

・ウェイト版タロットカード「THE FOOL(愚者)」との比較

ウェイト版タロットカードの 「THE FOOL(愚者)」 には数字が割り当てられていません。数字の無いタロットカードです。
背景色は鮮やかな黄色に塗られており、ウェイト版タロットの方が明るい印象ですね。気分的なものかもしれませんが、リーディングイメージも掴みやすいように思います。タロットカードでも、一番最初のカードなので馴染み深い方も多いと思います。それでも、ちょっと解釈に戸惑うのが「愚者」ですね。

タロットカード 愚者

Holly Voleyによる1909年版のスキャン画像

男性は、左手に白い薔薇、右手に小さな荷物ひとつを持ち、世俗にほんの少しの未練を残しながらも自由を選択されたようです。崖から落ちそうになっている男性を犬が止めていますが、果たして男性には、犬の声が聞こえているのでしょうか?犬の声は届かず、そのままふわふわと歩いて行きそうな雰囲気があります。この男性もまた個性的で自由な衣装に身を包んでいます。

空には白く輝く太陽と、鮮やかな黄色に広がる空が広がっています。白い太陽や黄色の空は未来が明るいことを示しています。

海はこれでもかと言うくらい荒れていますが、不思議と怖いイメージはありません。

若者のイメージが強く訴えかけて来るタロットカードです。若い人は、若いからこそ純粋で、無鉄砲で、強気で、健気で、エネルギーに溢れていて、周りの大人たちを巻き込んで行くようなことがありますよね。

「THE FOOL/愚者」においては、ウェイト版タロットであろうともOsho禅タロットであろうともメッセージに違いをつける必要はないように思います。

・ リーディングケース・仕事

仕事のご相談。「 所属している会社の変革により将来に不安を感じている。今の会社に残るべきか、転職すべきか。」

上記のご質問に対し、「THE FOOL(愚者)」 が登場した場合、思わず「自由に羽ばたいて!」と背中を押してしまいそうになりますが、絵柄を注意して見るとそれは間違っているとわかります。背中を押すと崖の下に落ちますよね。

愚者の「0」番は、有でもない無でもない、誕生前でした。非現実的な存在が、このタイミングで登場したと言うことは、現時点での転職は非現実的。積極的に進めない方が良いと言うことなのでしょう。転職自体を止めた方が良いと言うことではなく、あくまでも現時点では動かない方が良いと言うことです。

Osho禅タロットカードは、相談者自身の心を映し出す鏡です。 心を映し出す鏡だと言うことは、ご相談者さん自身の準備がまだ整っていないことを教えてくれていると言うことです。まずは、ご相談者さん自身がご自分の仕事のついてどのように感じているか?を知る必要がありますね。(但し、ご相談者さんが、クリエイティブな仕事に就いていた場合、転職に向けて準備が整っていた場合、鑑定結果は違ってきます。カードリーディングにおいて、このカードが出たからこれ!と決まった答えがあるのではなく、状況や背景を考慮する必要があります。)今回は、ここに相談内容の詳細を書くことはできませんが、これらには当てはまりませんでした。

・ リーディングケース・恋愛

恋愛のご相談「恋人と復縁できるか。諦めて別の恋を探した方が良いか。」

上記のご質問に対し、自由で束縛を嫌う「THE FOOL(愚者)」 が登場した場合、 Osho禅タロットカードは、ご相談者さん自身の心を映し出す鏡なのですから、気持ちを切り替えて新しい出会いを求めた方が良いと言うリーディング結果になります。

魂は恋に縛られている現状を窮屈に感じており、解放されることを望んでいます。過去の恋人との幸せな時間に夢や希望を見出しているのは、本当のあなたではないと言うことです。ひとつの恋を手放す時、なんとも言えない辛い気持ちになるものですが、 次の新しい恋が準備をしていたらどうでしょうか?

「THE FOOL(愚者)」は、すでに過去である恋を手放すことによって、新しい恋と出会えることを暗示しています。

・まとめ&注意

「THE FOOL(愚者)」 をリーディングする際、間違えてはならないのが、このタロットカードが決して、「前進せよ。」「突き進め。」のメッセージではないと言うことに注意をしなければなりません。

自由なイメージのある「THE FOOL/愚者」ですが、自由を履き違えてしまうと、あっと言う間に崖から落ちてしまうことになります。自由イコール我儘ではないのでこちらも注意が必要です。「自由」の解釈って難しい時がありますよね。人は誰にも迷惑を掛けないで生きることはできないと言いますが、どの程度の自由であれば許されて、どのくらいの自由から我儘になるのでしょうか。国によって、人によっても基準が違いますし、基準があって無いようなものですよね。価値観を押し付けないように気をつけたいですね。

さて、「愚者」の旅は、今まさに始まった所です。これから人生のスタートラインに立とうとしている状態なので、彼は「世界」までの道のりで、どのようなことが起こるのか知りません。良い意味で無知なのです。純粋無垢な魂の状態は、希望に満ち溢れ、自由で素晴らしい輝きを放っていますが、現実世界で上手に立ち振る舞うことはまだ上手ではありません。宇宙の一部であり、直感の段階なのだと言うことを踏まえ、メッセージを間違って捉えてしまわないように注意しましょう。

Osho禅タロットカードに限ったことではありませんが、タロットカードリーディングの際は、それぞれの象意に囚われ過ぎてしまうとリーディングが混乱する原因になりますので、タロットカードを選んだ時、最初に感じた感覚、直感を大事にしてください。
また、ウェイト版などのタロットカードリーディングでは、正位置・逆位置で意味の違いがありますが、Osho禅タロットカードにおいては、私はあまり違いを意識していません。逆位置で出た場合、そこに引っかかる点があると見る場合もありますし、遅延と見ることもあります。いずれにしても、この辺りは、これと言った正解がある訳ではないので自由で良いと思います。

Osho禅タロットカード 「THE FOOL(愚者)」 でした。

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