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2019-01-15

自分の星「比肩星」から見る頑固さの魅力

自分の星「比肩星」から見る頑固さの魅力

・比肩星とは

四柱推命とは、生年月日から命式という表を作り個人の運勢を判断します。その表を埋める漢字が天干星(変通星)と言われる、四柱推命の主軸となる星です。

変通星は、11種類あり比肩星から始まり、命式にどのような星を持っているかの違いで人に与える印象が変わります。

変通星の一番目の星「比肩星」は、「我=自分」の星です。
比肩星は、皆が必ずひとつは持っている「自分」の星。

一般的に比肩は多過ぎても少な過ぎてもいけないと言われます。また、男性は少々多い方が良く、女性は多くない方が良いと言われますが、この考え方は時代にそぐわなくなって来ているように思います。

「頑固だね。」と人から言われたことがある方は、きっと思い当たることがあるはずですが、「自分」が強過ぎると周囲からは「頑固な人」と映りますし、反対に「自分」が弱過ぎると周囲から意思の弱い人と映りますよね。どちらが良いとか悪いとかではなく、今回は、 自分の命式が何か?中心星がなにか知らない方でもわかりやすいように、比肩星から見る頑固さの魅力について書いてみようと思います。

こちらのサイトから自分の命式を出すことが出来ます。

・比肩星の特徴

比肩星は「分離」の星です。分離の星なのにどうして頑固なの?と思われるかもしれませんが、比肩星で言う分離とは、自分と他人を切り離して考え、自分の世界を大事にすることができるイメージです。

そして、命式の中心となる場所に比肩星を持つ人、命式表から作られる五行図に比肩星の数が多い人は、独立独歩、主体性、自主性、行動力があり、堂々としていて、あっさりもしていて、自分の世界を大切にする人です。

自分の世界を大切にすると言っても、臆病で他者を寄せ付けないネガティブな印象ではなく、個が強くてマイペース。自身の世界を邪魔されたくないような、汚されたくないような潔い雰囲気があり、個を守ることによって自分を保つようなイメージです。自分は自分、他人は他人と言う気持ちの切り替えが上手です。このように書くと薄情な人と思われるかもしれませんが、そうではなく自分も相手も尊重できると言うことです。比肩の特徴として「頑固」だと表されるのは、これらの性質が強く表れるからでしょう。

・比肩星から見る頑固とは

「頑固」と言うと我が強い。協調性に欠ける。融通が利かない。わがまま。石頭。強情など、どちらかと言うとネガティブなイメージを連想してしまうことが多いと思います。

誰かに「頑固だね。」と言われてしまうと「えっ!そうなの?嬉しい!」なんて、幸せな気持ちにはなれませんし、私が、もし誰かに「頑固だね。」と言われたら「えっ?頑固って何?どの部分が?勝手に決め付けて納得しないでよ~!」と思ってモヤモヤしまうかもしれません。

私は、命式の中心星に比肩星を持ってはいませんが、命式表から作成される五行図に比肩星が数個あり、十分「頑固」な素質は持っていると自覚しています。それでも、誰かから「頑固だね。」と言われたらモヤモヤしてしまうと思うのは、「頑固」が持つネガティブなイメージが影響しているからなのでしょう。

話が逸れましたが、比肩星においても、頑固さはネガティブな性質ではありません。すべての気質には長所と短所があり、ふたつは背中合わせだと考えています。

それぞれの特性は自分自身であるために必要な性質なのです。

頑固であるからこそ、自分と言うものがあり、マイペースで周りの意見に左右されず、自分を貫く強さを持っている。また少々のことでへこたれない強い精神力を持っていると言えます。言うなれば、生きて行く上で大事な「自分軸」がしっかりしている強い人なのです。

・タロットカードから見る比肩星

「比肩星」をタロットカードで表すと「THE EMPEROR(皇帝)」ではないでしょうか。皇帝は、立派な椅子に腰かけていますが、その椅子は決して座り心地が良さそうなものではありません。深紅のマントの下には、直ぐにでも戦いに出られるような装備を身に着けていることがわかります。彼は、安定の位置に居る座っているように見えますが、表情を見ると決して穏やかそうには見えません。彼の国を守っている部下たちの状態を心配しているようにも見えますし、自身の立場を不安視しているようにも見えます。ただ、それらの不安を表情に出すことは許されないことなのではないでしょうか。

ウェイト版タロットカード 皇帝
Holly Voleyによる1909年版のスキャン画像

「THE EMPEROR(皇帝)」 からイメージされる人は、一匹狼、孤独に耐えられる人、活動的、 頑固で理性と信念を持ち、防御力に優れ、たくましく頼りになる人です。「比肩星」のイメージがしませんか?

皇帝が優柔不断だと皆が不安になります。頑固過ぎると誰もついて来てくれません。適度なバランスが求められる皇帝は孤独ですが、とても強く、適度な柔軟性と決断力、そして愛を持っている人が皇帝なのです。

ウェイト版タロットカード ペンタクルス8
Holly Voleyによる1909年版のスキャン画像。

また、「ペンタクルス8」も「比肩星」の要素を持っています。印星の要素もありますね。 「ペンタクルス8」 は、コツコツと努力を重ねることが出来る人。自分の信念を貫くことができる職人気質の人です。「比肩星」は、前へ打ち出す力がありますが、闇雲に勢いだけで突っ走ることはありません。自分なりの筋をきちんと通して動く人が「比肩星」です。

このように見ると「比肩星」は、とても真面目な人と言う印象ですね。実際、比肩星を中心星に持つ人は、実直で信頼できる、とても素敵な人が多いです。

・命式から見る比肩星

四柱推命 比肩星

上記の表は、ある女性の命式です。マル〇で囲っている個所が中心星です。この女性の場合、中心星の隣にも同じ比肩星を持っているので、元々持っている比肩星とあわせると3つ比肩星を持っていることになります。この場合、とても強そうな女性をイメージしてしまうかもしれませんが、決してそうではなく、しっかりと自分を持っている人と言う印象を受けます。

命式を見ると表には、比肩以外に偏財星、食神星も記されていますね。鑑定の際は、ひとつの星だけの要素に注目するのではなく、全体図を見て判断します。
つまり、「比肩」を持っている「=頑固な人」ではなく、頑固な一面を持っている人と見ると言うことです。

四柱推命 比肩星 命式表

また、上記の表は私の身内の命式です。
この人の主体星も「比肩星」で、恐らく上記の女性と同じく比肩を3つ持っています。(二人とも生まれた時間がわからないので恐らくと書いています。)
この人は、超が付くマイペース人間で、あまり周りの気持ちを考えられませんし、興味もないようですが、食神の影響もあり、憎めない愛されキャラです。

二人は、同じ比肩星を中心に持っていますが、性別の違いや他に持つ星が違うこともあり、当然、性格が似ているとは感じません。ただ、二人共、言い出したら引かない頑固な共通点があると感じます。それでも、二人共それぞれ頑固な一面を打ち消すくらい、素敵な魅力を持っています。

・比肩星を中心に持つ人の魅力

比肩星を持つ人は、自分のペースで人生を創って行くことが出来る人です。そうは言っても、時には、自分のペースがわからなくなったり、誰かからのネガティブな言葉で不安になってしまうことや、他者との比較で苦しくなってしまうこともあるでしょう。
そんな時に、決して自分を責めたり、自分以外の人になろうと他人の意見に左右され、自分を偽る必要はないものです。

もちろん、周囲との調和や折り合いをつけることは大事ですが、自分を貫いて行くことで成功することが出来るのが比肩星です。これらは、なにも比肩星だけに限ったことではありませんね。全ての人に言えることです。ただ、比肩星に限っては、人との関わりは積極的に持ち視野を広げた方が良いでしょう。

頑固だな~と思う人でも、全ての面において他人の意見を聞き入れない人なんて滅多にいないと思います。
大抵の人が、周囲との調和を取ることが出来て優しい面を持ち合わせているものです。

・まとめ

いかがでしたでしょうか。

比肩星が決して、頑固一徹の星ではないことが伝わったのではないかと思います。

また、人の個性は様々ですが、頑固さも長所のひとつなのだと言うことが伝わったなら嬉しいです。

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