山羊座新月・2024年12月31日(火)
12月はひと月に2回新月があるブラックムーンとなり、1日に射手座で新月があり、2回目の新月は31日山羊座であります。山羊座は土星が支配星になり、忍耐や長期的に取り組むことを象徴し落ち着いたエネルギーを醸し出します。1年の振り返り、また、来年に向けての気持ちを整えるのには良い新月ですね。
山羊座新月・2024年12月31日(火)
山羊座新月・マンデン占星学
目次
マンデン占星学とは、月の位相図から社会情勢を予測する占いです。2024年12月31日(火)7時28分頃、サイン山羊で12月2度目の新月を迎えます。今回の新月図のアセンダントは山羊座17度にあり、アセンダントには3ハウス牡羊座19度のキロンがスクエアを作ります。新月は12ハウス山羊座9度にありますので、表からは何をしているのか見えて来ません。今回の新月図では、7ハウスの火星と1ハウスの冥王星のオポジション(180度)が目立ちます。この2天体のアスペクトは、冬至図ではハウスが入れ替わっていましたが、同じものがありました。2天体には2ハウス海王星が調和を取ってはいますが、9ハウスのベスタを入れるとTスクエアとなります。また、物事を曖昧にする海王星ということもあり、調和役としてはどうなのかと思うところですね。
月 | 山羊座 |
ボイドタイム | なし |
新月のサビアンシンボル | 山羊座10度「手から餌を食べるアホウドリ」 |
ASCのサビアンシンボル | 山羊座18度「イギリス国旗」 |
主なアスペクト | 太陽0度月60度土星。太陽0度月60度MC。水星90度土星。金星90度天王星。火星180度冥王星60度海王星。 |
ASC山羊座に土星。ジュノーのセクスタイル(60度)、キロンのスクエア(90度)
アセンダントには山羊座の支配星である土星がセクスタイルを形成します。キロンのスクエアはありますが、土星のセクスタイルは、楽しいばかりの時期ではないことを示していますが、ここだけ見ると新月から次の新月まで(もしくは、上弦の月まで)のひと月間、そんなに悪い時期ではないことを示しているようです。ただ、気になるのは、下記にあります1ハウスの冥王星と7ハウスの火星のオポジションです。
火星と冥王星のオポジション、ベスタとスクエア、海王星が調和
火星と冥王星のオポジションは12月22日の冬至図でもありました。冬至図の場合は、1ハウスに火星、7ハウスに冥王星でしたが、今回は天体の入るハウスが入れ替わっていますね。そして、これらの2天体を2ハウスの海王星とノードが調和をしていますが、冥王星も火星も強いですから、国民の不満や訴えなどが大きくなるものの、アセンダントにアスペクトを作る土星も関係して、あまり響かない状態のように見えます。
新月と土星、MCのセクスタイル(60度)
12ハウスに隠れている月と太陽ですが、2ハウスの土星、MCとセクスタイルを形成しており、なかなか安定している様子が伺えます。土星はその時々の必要な問題提議する天体ではありますので、2ハウスの財政問題について12ハウスで秘密の会議でも開かれるのでしょうか。12ハウスですので、私たち国民には見えてこない場所での話し合いが行われるようです。そして、土星は11ハウスの水星とスクエア(90度)を作ります。11ハウスはマンデン占星学では、議会を表していますが、上記にも書きましたが、射手座の水星ということもあり、国民の声が反映され難い状態のようです。
新月のサビアンシンボル・山羊座10度「手から餌を食べるアホウドリ」
山羊座10度「手から餌を食べるアホウドリ」は、自分とは違うものを受け入れる、恐怖心を乗り越えて行くことを表すサビアンシンボルです。変わりたいと思いつつも、根底では安定を求めてしまうのが人間ですから、変わって行くものに対しての抵抗は大きいものですが、新月のサビアンシンボルからのメッセージとしては、変化を緩やかに受け入れて行くことを伝えています。
山羊座新月期間のアドバイス
今回の新月は12ハウスにあります。12ハウスは表には見えて来ない世界、内的なスピリチュアルな意味のある場所ですので、新月のタイミングで2025年の目標を明確にすると良いでしょう。新月の願いごととして紙に書き出してみたり、具体的な言葉にすることで力が宿り形となります。新月のサビアンシンボル「手から餌を食べるアホウドリ」は、人間に依存して生きているという意味があるサビアンシンボルではあります。依存というとイメージがあまり良くはありませんが、生きて行く上で必要なことであれば、何もネガティブにとらえる必要はありません。また、アホウドリは、あまり警戒心を持たない鳥としても有名ですが、見方を変えると純粋な意識と考えられますね。私たちの中にある恐怖心を乗り越えた先にある人生の展開がありますので、叶えたいことがあるのであれば、自分自身の力を信じて一歩ずつ前に進んで行きましょう。