蠍座新月・2023年11月13日(月)
2023年11月13日(月)18時29分頃、サイン蠍で新月を迎えます。月相図を読むマンデン占星学では新月図は約ひと月間の社会情勢が表れると言われています。今回は太陽と月の新月に加え、火星と天王星が向き合うハードな新月図となっているため、新月頃からひと月間は注意が必要な時期となります。最初に記載しておきますが、日本の首都、東京でのホロスコープでは、そんなに不安になる必要はありません。
新月図のASCは双子座にあり、双子座の支配星である水星は月と太陽とともに6ハウスに入ります。6ハウスは軍事や官僚、厚生労働省の意味があり、変容の蠍座に変化や改革の天王星がオポジション(180度)のアスペクトを作ります。海王星が調和を取ってくれているものの、海王星自体がマレフィック天体であるため、何もないよりましではあるものの、人々にわかりやすい形で緊張を感じる出来事が起こる可能性があります。天頂には土星が上がり、水星とスクエア(90度)を作ります。これらは、官僚など社会的地位のある人々の不正疑惑が人々の焦点を集めることとなったり、隠されていたものが明らかになって行く暗示なのかもしれません。個人への影響については、それぞれの出生図との兼ね合いにもよりますが、自分軸をしっかりと持って過ごすことを意識されると良いでしょう。
新月図
月 | 蠍座 |
ボイドタイム | なし |
月のサビアンシンボル | 蠍座21度「任務を放棄した兵士」 |
主なアスペクト | 太陽0度月0度火星180度天王星、120度海王星。水星90度土星。 |

新月のサビアンシンボル蠍座21度「任務を放棄した兵士」
新月のサビアンシンボル:蠍座21度「任務を放棄した兵士」
蠍座第5グループ1番目:A soldier derelict in duty.
蠍座21度「任務を放棄した兵士」は、社会のルールから逸脱していることもあり、攻撃的な性質を含みます。自分の意思を貫こうとするため、反逆的とみられることもありますが、見方を変えると心の声を大切にすることが出来る度数です。新月のタイミングでは、状況に流されずに心に立ち止まって行くことを覚えておくと良いでしょう。
新月の願いごと
11月13日の蠍座新月は、次の2024年4月24日の満月までがひとつのサイクルと考えてみることもできます。蠍座は水、感情のサインですので、蠍座新月から蠍座満月までの間、自分の中にある感情、ネガティブな感情も否定せずに全て受け入れることを意識し、拘りと執着の違いを落とし込み、不要なものは積極的に手放して行くと良いでしょう。同時に今回の新月では、自分がどうありたいか?を明確にして行くと良いでしょう。その際は、表面的な願いだけではなく、心の深い部分にある小さな声を拾って行きましょう。新月の願いごとに制限はありません。自分自身についてのことであれば、何でも良いですが、今回の新月が入る6ハウスは健康や適性、自己メンテナンスについて関係している場所であるため、仕事や健康、生活スタイルについての願いは効果が高いでしょう。また、生活習慣を見直してみると良い時期でもあります。積極的に蠍座新月のパワーを使うためには、自分の内側をじっくり見つめる時間を作ってみると望んでいることの答えやヒントを得ることができそうです。